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彼女の歩幅は僕のそれよりも随分と短い。 だから僕は彼女と歩く時は(日常使うことのない)細心の注意を以てゆっくりと、それでいて気付かれないように何時ものように歩くのだ。 そうして歩く僕の後ろに彼女が続く。 三歩ではなく半歩。真後ろではなく右斜め後ろ。 そんな微妙且つ絶妙な位置から僕を追う彼女。 ちくりと肌を刺激する。彼女が僕を見ているのだ。 視線は矢のように真っ直ぐに、そして力強い。それはまるで彼女自身の心のようで、静かな火を纏って僕を穿つ。 その焦がす熱が愛おしく、堪らなくなって僕は振り向いた。 急に振り返った僕に驚いたらしい彼女はそれはもう壮絶に可愛くて。 「うわあ」 思わず抱き締めた。 彼女の躯は細くて柔らかい。力を込めてしまえばぽきりと折れてしまいそうだ。 そう感じるが故に強く抱く事を躊躇う。 けれど彼女から香る甘い乳の香りや暖かな温もりが愛おしくて堪らないからついついぎゅう、と抱き締めてしまう。 可愛いから、愛おしいから。 好きだから、愛しているから。 だから、こんな風に、 「すきだよ」 気持ちが溢れる。 止まることを知らないそれは後から後から湧いてきて、僕を切なくさせる。 彼女に触れたいと、衝動が叫ぶままに腕の中で抵抗する君を殊更強く抱いて、その柔らかな頬に唇を落とした。 そして赤くなって身を硬直させた彼女の耳元で囁く。 「だいすきだよ、みゆきくん」
君の一挙一動、その えのさんのもうそうというかへんたいしこうというかなんていえばいいんだろう… (でもみゆきくんはいやじゃないからけっきょくゆるしちゃう)(まさにばかっぷる) |